ここは昼下がりの○×小学校、ニワトリ小屋。
ピダズX「事故紹介。違った、自己紹介をする。名は、ピダズX。生まれはわからないが、ひよこ座と言う星座に生まれたといっていた。どうやら性別は♂らしい。長所はマジメ。時には発明なんかもする。短所は飛べないということだけ。住所は○×小学校のニワトリ小屋のなんだけど、俺って最近どーよ」
ピダズ精神「はっ？いきなり何言い出すんだよ。わけわかんねーぞ」
ピダズX「さっきのは気にしないでくれ。で、俺って最近どんなかんじ？」
ピダズ精神「うん〜、空飛んでないな」
ピダズX「いやぁ、元から飛べないんだけど。さっき俺の話聞いてたんなら気づけよ、ったく」
ピダズ精神「何だよ、気にするなとか、気づけとか。そんなら少しぐらい飛ぶ練習しろよ、それでも鳥か？」
ピダズX「わかったよ。俺も一応鳥だ。練習するか。でも、どうやって練習するんだ？」
ピダズ精神「俺は精神だから、元から浮けるけど、今から精神会議に出席しなくちゃならないから飛び方は教えられないな。主人に頼め、主人なら知ってるはずだ」
ピダズX「わかった。主人に聞いてみるな。会議がんばって来いよ」
といって、２人は分かれた。そして、ピダズXは主人の元へ。
ピダズX「囚人。間違った、主人。」
主人「なんだよ、いいかげん間違えるなよ。囚人って、俺なんか悪いことしたみたいじゃないか。まぁ、悪いことはしたことあるが、昨日、校長の湯のみ割っちゃったり」
ピダズX「そんなことはどうでもいいんだ。今日はちょっと主人に聞きたいことがあるんだ」
主人「おや、なんだい？」
ピダズX「飛びたい！」
主人「唐突だなぁ。まぁ、いいか。じゃ、ついて来いよ。飛ばしてやるから」
といって、２人は崖へ来た。しかし、主人は臨時の職員会議に出席しなくてはならなかったことに気づき立ち去ってしまった。しかし、ピダズはきづかないまま歩きつづける。すると、昨日の雨のせいで地面がぐにゃぐにゃしていた。すると、ピダズは滑って崖から落ちてしまった。
ピダズX「さぁ、飛ぶぞ！ありゃ？飛べない」
主人が気づいたことにはピダズは星になっていた。
ピダズXは星になっていた。地球から何万光年も離れていた小さな星に。と、思ったら、ピダズは生きていた。彼は落下しながらカラスにくわえられて、飛行機に引っかかった。が、振り落とされ、気づかないままスペースシャトルに引っかかってしまい、宇宙まで来てしまった。すると、ピダズは目を覚ました。
ピダズX「あっ、ここは宇宙か。俺もついに星になってしまったか。そうだ、この星をピダズ星となずけよう」
謎の声「まてぃ！」
ピダズX「ん？早速侵入者か？誰だっ！」
謎の声「わしはピダズ達の中でも１番えらい長老ピダズじゃ。そして、ここは先祖代々続くピダズ長老星じゃ」
ピダズX「なんだと？先祖代々だかなんだか知らないが、俺は飛ぶ練習をしていたら落ちて星になってしまったんだ」
長老ピダズ「おまえは星になんかなっておらん。第一なぜ飛ぼうと思ったのじゃ」
ピダズX「いやぁ、鳥なのに飛べないなんてカッコ悪いかなぁと思って」
長老ピダズ「なんじゃ、そんなことかぁ。ピダズ一族は元からとべんのだよ。そんなことも知らんかったのか、おぬしは」
ピダズX「あぁ、まぁ。なんか、飛べないとわかったら眠くなってきた。布団でもしいてくれよ、長老」
長老ピダズ「何をいう！おぬしは自分の星へ帰るのじゃ！」（あいつがいるとゆっくりできなそうだからな）
といって、長老は、ピダズに体当たりをした。すると、ものすごい速さで飛んでいき、地球へ戻ってきた。何もなかったかのように時間が過ぎていった。
今夜の食料を買う金がなくなったため、ピダズ達はバイトをすることにした。
ピダズX「バイトしないと俺達餓死するぞ」
ガッツピダズ「じゃ、どんなバイトするんだ？」
ピダズX「う〜ん、漫才？」
ガッツピダズ「まぁ、それしかないよな、俺たちには」
正義ピダズ「俺は警官の仕事があるから。今日は給料日だから楽しみにしておいてくれ。じゃぁな」
ピダズX「おう、がんばってこいよ。よし、俺達は面接だ！」
ピダズ達３匹は面接会場へ漫才社の社長に会いに行った。
社長「では、名前から」
ピダズX「とりあえず、バイトさせてください。俺達やばいんです。今日飯食えるかどうか」
社長「そうだったのかぁ、じゃ、とりあえず合格にしておきますが、あまりに仕事が悪いときにはやめてもらいますね」
ピダズX「ありがとうございます。じゃぁ、よろしくお願いします」
ピダズ達は社長のご好意によって漫才のバイトをはじめ、初日からステージにあがることにした。
ピダズX「そうだったんだよ、だから連絡しようとしたんだ。そしたら、誰も電話に」
ピダズ精神「電話！」
ピダズX（決まったっ！）
しかし、観客はなんだか落ち着きがない。
客「電話に、何だよ！」
ピダズX「そうかっ！ピダズ精神って、精神だから、人間には見えないのか」
（まぁ、聞こえていてもブーイングだったろうが）
ガッツピダズ「やばいなぁ、これじゃ、予定と狂っちまう」
客「早くしろよ！このヒヨコどもがっ！」
ピダズX「う〜ん、そんじゃ、ガッツ、おまえアドリブでやってくれ。頼む」
ガッツピダズ「俺できね〜よ。俺は逃げるぞ、もうやってられない。ジャーニー（ガッツピダズの言葉で、「じゃぁな」の意味）」
ガッツピダズは、パタパタと空へ飛んで行った。
ピダズX「なんだ、あいつは飛べたのか。俺も逃げないと」
客「逃げるんじゃねぇ！金返せ！」
ピダズはボコボコになって、バイトを首になり、帰宅した。
ピダズX「ただいま」
正義ピダズ「どうしたんだ？ぼろぼろじゃないか」
ピダズX「詳しくはガッツピダズに聞いてくれっ」
正義ピダズ「すまんな、今日が給料日だと思ったら、明日だったわ」
ピダズX「マジで。今晩は何を食ったらいいんだよ、マジで。」
主人「ただいま。300万拾ってきたぞ！」
ピダズX「マジで！金運直ったのか！よかっった、これで飯が食える」
正義ピダズ「今日は驚きがいっぱいだな」
ピダズX「でも、俺の苦労って一体なんだったんだ？」
ピダズX「あ〜っ、暑い！暑すぎる！主人、海つれてってくれ」
主人「昨日、偶然1500万拾ったから、いくか」
ピダズX（相変わらず、主人の金運はすごすぎるな）
そして、ピダズたちは、海に来た。
波乗りピダズ「よっ、来たのか」
ピダズX「おぅ、暑いからな。そう言えばお前、サーフィンうまいんだったよな。俺よりじゃないけど」
そして、ピダズと、波乗りピダズは、サーフィン勝負することになった（なぜ？）
司会「まず、波乗りピダズだ！〜〜Wow、ビッグウェーブ！〜〜すごい５回転だ」
波乗りピダズ「YEH！」
司会「次は、ピダズX！」
ピダズX「いくぞ！」
司会「おお、波乗り、って波に流されてるだけじゃんてか、しかもうきわで」
ピダズX「俺、泳げん」
こうして、波乗りピダズの勝利に終わり、ピダズは波にさらわれ、帰ってこなかった。
主人「みえをはるからだよ。ほんとに」
サーフィン大会であっさり負け、海におぼれ流されたピダズXだった。
ピダズX「ああ、どこみても海ばっかり、腹減ったなぁ。何かくれ〜」
ピダズXは“ピダ、ピダ”と鳴いた。“ゴゴーゴゴゴゴー”
ピダズX「なんだ！なんだ？」
謎「あんた、誰？」
ピダズX「テメーこそ誰だよ！」
しばらくすると、島が浮かんできた。
謎「あんた、合言葉を言ってたよね」
ピダズX「合言葉って」
謎「ピダ、ピダとだ」
ピダズX（あっ、鳴き声のことか）
謎「ま、どうせ、間違えて呼んだんだろ。で、何してる？」
ピダズX「おぼれて流されたんだ」
謎「何、そうだったのか。じゃ、助けを呼んでやる」
ピダズX「そんな事できるのか！」
謎「立ち去るからな、じゃ。」
ピダズX「なんだったんだ？」
正義ピダズ「おーいピダズX」
パトロール用のジェットスキーで正義ピダズが来た。
ピダズX「かくかくしかじか」
正義ピダズ「本当か？まあいいか。帰るぞ！ジェットスキーできるか？」
ピダズX「やってみる！」
正義ピダズ「いくぞ！」
“ゴオ――――――”
ピダズは、頭にスキー板を付け逆ジェットスキーをした。
暑い夏が過ぎ、夏休みが終わってしまった。
ピダズX「夏休み終わっちまったな」
主人「テメーはいつも休みだろ。正義ピダズは警察の仕事、ガッツピダズはCMの撮影、波乗りピダズは南の島でサーフィンコンテストで賞金稼いで、時々1万ドルくらい送ってくるだろ！そして、俺は会社で仕事。テメーは何もしてねーだろ」
ピダズX「つまんね〜な」
主人「（聞いてないし）ピダズ精神がいるだろ」
ピダズX「お〜い、ピダズ精神〜！」
ピダズ精神「なんだよ」
ピダズX「あそぼ〜ぜ！おまえも暇だろ？」
ピダズ精神「おまえな、俺は精神なんだぞ？なのに、おまえこの夏食べてばっかじゃね〜か！だから、消化不良でSOSでてんだよ！だから暇じゃない！」
ピダズX「そう言えば腹が」
腹が痛いので病院に行こうと思っていたら不況で病院が倒産してゲームセンターに変わっていた。
ピダズX「くそ〜っ、仕方ね〜っ、ゲームでもして気をまぎわらすか。なんかおもしろいのないかな」
店員「おい、そこのひよこ！いいのあるぞ！」
ピダズX「なになに？どれよ？」
店員「○○○クエストってやつ」
ピダズX「何だよ、○○○って」
店員「まぁいいから」
ピダズX「よくねーよ！」
店員「ったく、うるせーひよこだな。そこには好きな名前を書くんだよ！」
ピダズX「そんじゃ、ピ・ダ・ズっと」
店員「じゃ、そんなかに入ってくれ！生きて帰って来い！」
ピダズX「生きて帰ってこいってどう言う意味だよ、おっさ〜ん」
わけもわからず、ゲームスタートとなった。
ピダズX「ここはどこだ？町？」
店員「ここから仲間を」
ピダズX「おっさん、おっさんもやんのか」
店員「違う、3Dだっ。いいから聞け！ったく、最近の若いひよこは。今度生意気なことしたら、5年後に焼き鳥にして食うぞ！いいから、きけよ！ここから仲間を集めて町をでて」
ピダズX「OK〜！わかった〜！」
店員「だから、人の話聞けって。いっちまったよ。まぁ、実験版だからな、俺も詳しいことは知らんのだが」。
ピダズX「おっ、早速発見！ちょっときみ〜っ」
？「やだ」
ピダズX「まだなんも言ってね〜ジャン」
？「どうせ、仲間になってって言うんだろ？おまえの仲間になったなんて彼女に言えないジャン」
ピダズ「……」
結局、ピダズは１１８人と３匹と２台に聞いたが誰も仲間になってくれなかった。
しばらくすると、スライムが現れた！
ピダズX「もう、仲間なんかいんね〜っ、こんなやつ一撃だ！」
ピダズの攻撃、１のダメージ
ピダズX「よし、相手は相当くらったはずだ。よし、かかってこいや！」
スライムの攻撃、１０００のダメージ！！ピダズは（多分）気絶。だが、魔物の正体はスライムではなく、理科の実験で良く作るあのスライムだった（笑）
ゲームオーバーをわずかながら逃れたピダズだった。
ピダズX「いてて、やはり仲間は必要か。ピダズ精神、まだか？」
ピダズ精神「おまえの腹の中に松坂牛一頭入ってるぞ？おまえどういう食生活してんだよ」
ピダズX「で、どう？出てきてくれる？」
ピダズ精神「あと2日は出て行けないよ」
ピダズX「つかえね〜っ」
ピダズ精神「なに？もともとはおまえが食べ過ぎたからだろ！早く病院行けよ！」
ピダズX「そうだ。俺病院行こうとしてたんだ。おっさん！」
店長「プレイをしたらクリアするかゲームオーバーするまで出てこれないぞ（多分）、おそらく、ゲームオーバーになったら死ぬと思うよ」
ピダズX「！！！マジかよ！ヤベーじゃん。仕方ねねーな、クリアすっか。ん？ガッツピダズ？」
？「誰だあんた、俺はガッツピダズなんて名じゃない。格闘ヒタスだ！ヒタスだぞ！ところでおまえは誰だ！」
ピダズX「俺、ピダズ改め ナイトピダズX」
格闘ヒタス「あっそ、じゃ」
ナイトピダズX「なんだよ、仲間になってよ」
格闘ヒタス「やだから」
ナイトピダズX「なれっていってんだろ！」
格闘ヒタス「態度が悪い！正座で頼め！」
ナイトピダズX「仲間になってください。お願いします」
格闘ヒタス「しゃーねーな。その代わり、そのナイト何ちゃらって名前やめろよ」
こうして、格闘ガッツヒタスがいやいや仲間になった。
町を出ることにした。すると、いきなりスライム２匹が飛び出してきた！
格闘ヒタス「よし、俺がこっちの赤いスライムを倒すから、おまえはそっちのウコン色スライム倒せよ」
ピダズX「ウコン色って」
格闘ヒタスの攻撃、赤スライムは１００のダメージ、赤スライムを倒した。
ウコンスライムの攻撃、ピダズは鼻くそをほじくっていたので、0のダメージ。
格闘ヒタス「なに？こいつは鼻くそほじると無敵になるのか」
ピダズの攻撃、突然真っ暗になった。
店長「閉店です。ご苦労様でした。またのご来店を」
ピダズX「俺どうすんのよ」
店長は、取扱説明書の最後のページをめくって、サポートセンターに電話した。
店長「はい、わかりました。箱の後ろにリセットボタンが。あった！ぽちっとな。」
すると、ピダズはゲームから出た！
ピダズX「いいところだったのに。もっと早く気づけよ！今度は体全体がいて〜よ」
ピダズX「夏休み終わったばっかじゃなかったの？なんで一気に冬休み？」
主人「ハリーさんが手を抜いたか、忙しいかなんだな」
ピダズX「しゃ〜ね〜な。主人、冬休みだから山にスキーでも行こうよ」
主人「そうだな、500万あるからぱーっと行くか」
ピダズたちは雪山へ行った。
ピダズX「やっほーっ、やっぱり雪は白いなぁ〜」
主人「ったりめ〜だ！」
ガッツピダズ「やっぱ、冬はスキーかスノボーだな」
正義ピダズ「そうだな。あれは？こっちにボーダーが来るぞ！」
？「Yo！おひさ」
ピダズX「波乗りピダズ！」
波乗りピダズ「ちっちっちっ、今は冬だからスノボーピダズと呼んでくれよ」
ピダズX「そうか、わかった面倒だが呼んでやるか、で、今日は何しに来なんだ？」
スノボーピダズ「大会なんだ。スノボーの。お前たちも出るか？」
ピダズX「おう！もちろんだ！」
そしてピダズたちは大会に出た。
司会「エントリーナンバー１２番！スノボーピダズ！」
スノボーピダズ「いくぜ！Yea！You！Ha！」
司会「すごい！超ド級テクニックだ！今のところ優勝間違い無いでしょう！」
スノボーピダズ「Yes！」
ピダズX「よし、俺の番か行くぜ！」
司会「すごいです、超高速！てかそりじゃないですか、あれ？」
ピダズX「俺、スノボーできん。」
そして、大会は案の定スノボーピダズの勝利に終わり、ピダズXはそのままがけから落ちた
ピダズX「またハリーさんか」
主人「ほら、文句を言わずに花見に行ってぱーっとやろうか！」
そして、ピダズたちは花見に行った。
主人「きれいだな。なんだあれは？さくらの木が」
？「このさくらはいただいて行く」
ピダズX「そう」
？「奪い返さないのか？おまえヒーローなんじゃないのか？」
ピダズX「別に」
？「奪い返せよ！」
ピダズX「なんで？」
？「もりあげるためだ！」
ピダズX「しゃ〜ね〜な、返せ！」
？「我は、ブラックピダズ。このさくらの木を返してほしいのなら勝負しろ！」
ピダズX「別に前置きはいいから早くやるよ」
最終更新 09/04/02
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